玄関を開けたら最後。頻発する宅配業者を装う押入り犯罪の事例と対策。

防犯

コロナ渦で買い物に出掛ける頻度が減り最近ではネットショッピングを利用する方が増えてきました。宅配業者との接点も増えてきたこともあり、改めて宅配業者を装う押入り犯罪について警戒する必要があります。

特にその被害者になりやすいのは一人暮らしの女性や日中一人で居ることが多い主婦層。

警察やメディアなどでは注意警戒するよう呼びかけられています。

特に最近ではネットショッピングを利用する女性が増え、宅配業者との関わりが増えたのもあり宅配業者を名乗る者に対しては警戒感が低くなっているのも事実です。

本物の宅配業者なら心配ありませんが、インターホンを鳴らした相手が宅配業者を装った犯罪者だとしたら・・・。



宅配業者を装ったSMS詐欺犯罪とは?

まずは宅配業者を装った犯罪の一つの例としてショートメール(SMS)を使った犯罪からご紹介します。

最近では大手宅配業者では注文した商品が発送される時にお届け予定等の確認メールが届きます。

それに便乗した詐欺が宅配業者を装ってメールを送り付け、不正アプリをダウンロードさせたりIDやパスワードを入力させて個人情報を抜き取る犯罪が多発しています。

この手の犯罪は最近送り方が巧妙化しており、一目では本物の宅配業者か否か判断しずらいものとなっています。

もし本当にネットで買い物をしたとしてもメールを開いて操作しなくてもいつかは自分の手元に届きます。

身に覚えのないメールは開かない、買い物をした覚えがあっても怪しいと思ったらそのまま削除することが一番の防犯になります。

実際にあった宅配業者を装った押入り犯罪

2022年2月大阪府高槻市のマンションで起こった宅配業者を装った殺人未遂事件です。

事件が起きたのは夕方の5時半頃、10代の娘と40代の母親が住むマンションの2階に実在する宅配会社のロゴが入った段ボールを持った宅配業者を装う男が訪ねてきました。

母親の女性が扉を開けたところその男が部屋に押し入りしてきた為、もみ合いになり母親は意識不明の重体に。

娘は助けを呼びに外に出ることが出来た為、怪我はなかったそうだが驚くべきはこの犯人、17歳の少年で娘の中学校の同級生しかも交際相手だったようです。

警察が調べたところによると犯人である少年が持ち込んだ段ボールの中には手錠やスタンガン、催涙スプレー、注射器などが入っていた模様です。

宅配業者を装う犯罪自体が信じられませんがこの事件の犯人は家族の知人だというおぞましい事件です。

実際にあった宅配業者を装った押入り犯罪2

まだ記憶に新しい2020年に東京都目黒区であった押入り強盗犯罪の事例を紹介します。

目黒区のタワーマンションに住んでいた某女優宅に朝、「お届け物です」と宅配業者がインターホンを鳴らしました。

被害者の某女優はインターホンを鳴らした男の姿格好は大手運送業者の配達員の格好にそっくりだった為、何の疑いもなく玄関ドアを開けたと言います。

男からダンボールを受け取った瞬間にエレベーター付近にいた他の男も近づき男2人で力任せに部屋に侵入されたそうです。

必死の抵抗もむなしく男2人の力に及ぶはずもなく、結果部屋にあった現金600万円を盗まれる被害に遭いました。

結果的に幸い命に別状はなかったようですがこれが現金や金品目的ではなく、違う目的だったら・・と思うと他人事ではありません。

実際にあった宅配業者を装った押入り犯罪3

2019年に東京都上野のマンションで起こった犯罪です。

午後7時20分ごろに宅配業者を名乗る男が7階にある被害者宅に訪れたました。

被害者内縁の妻がオートロックを開錠、そして玄関も開けたところその男に暴行され意識を失いました。

意識を取り戻した時、内縁の夫である被害者が男に馬乗りされてベルトで首を絞められて殺害されてしまったという恐ろしい事件が起きました。

宅配業者と聞いた時点でいとも簡単にオートロックや玄関を開けてしまうくらい宅配業者が身近な存在になってしまっています。

この手の事件は他にもたくさん起きています。今一度、宅配業者と名乗る人間に対しての警戒心を高める必要があるのです。

宅配業者を装った犯罪の特徴

以上の一部の事例ですがそこから宅配業者を装った犯罪の特徴が分かります。

まず犯行に及ぶ犯人像はそのほとんどが男性であり被害者は女性が多いということ。

また、実在する宅配業者のロゴの入った段ボールを持ったり格好を真似することで見た目では本物か偽物か分かりません

犯行時間も早朝や深夜ではなく宅配業者が来ても不自然ではない日中から夕方にかけての時間帯

以上の2つの点から現実的には本物か偽物かを判別することは難しいと言えるでしょう。

宅配業者を装う犯罪者に対しての対策

女性の場合、相手が男だった場合は玄関を開けたら終わりだと思うくらいの警戒が必要です。

基本的にテレビインターホンで確認できる容姿だけでは本物の宅配業者か偽物なのか判断することは難しいでしょう。

対策としては非対面式で荷物を受け取ることを希望するほかありません。

例えば玄関先に置いてもらうなど在宅時でもその指示には従ってもらえるはずですし、予めそのような設定を行うことも出来ます。

予め設定したい方は各宅配業者の公式サイトで確認してみましょう。

コロナ渦においてこの非対面式の受け取りはむしろ宅配業者も推奨しておりますので嫌な顔をされるということはまずありません。

最近では不在時でも在宅時でも非対面で荷物を受け取ることが出来る宅配ボックスを玄関に設置する方も増えてきました。

宅配ボックスでも受取りはコロナの感染予防対策にも有効なのでこの機会に導入をご検討してみてはいかがでしょう。

女性を標的にした押入り犯罪被害に遭わない為の工夫

このような押入り犯罪の標的にされるのは非力な女性です。

特に一人暮らしの女性。

犯罪者は藪から棒に犯行を犯すのではなく、計画的に犯行する特徴もあります。

そのため、一人暮らしの女性は普段から一人暮らしであるということを隠してカモフラージュする必要があります。

最もすぐに実行出来て効果的と言われているのが男性物の洗濯物を屋外や見えやすい窓際に干すという方法です。

ポイントとしては男性物のシャツ一枚ではなく、下着や靴下、ズボンなど一式を用意して干すと現実味があります。

いつも同じ洗濯物を干していると不自然なので予算が許せば3パターンくらいは一式用意しましょう。

作業着などガテン系の洗濯物も男性アピールには特に効果があると言えます。

対面で荷物を受け取る時に気を付けること

どうしても対面で受取る必要がある場合、テレビインターホンなどで配達員の顔を確認しましょう。

配達員はエリアによって担当する人がだいたい決まっていますので毎回顔をよく覚えておくことも防犯になります。

また、玄関を開ける前にインターホンで送り主が誰なのか、企業名などを確認すると良いでしょう。

さすがに偽配達員もあなたが最近どこで何を注文したことまでは分からないはずですからね。

その為、自分がいつ・どんな物を注文したか、届くのはいつ頃なのかを常に把握しておくことも大切です。

同居人が居る場合も出来るだけネットショッピングした情報を共有することをおすすめします。

宅配業者を装う犯罪対策にホームセキュリティーの効果はある?

宅配業者を装うような押入り犯罪の対策にホームセキュリティーは役に立つのでしょうか。

ホームセキュリティーといえばセコムやアルソックが有名ですがどちらの会社も緊急時の駆け付けサービスが備わっています。

ホームセキュリティーの契約をすると緊急時、身の危険を感じた時に押す非常ボタンがありそれを押すことにより訓練された警備員があなたの元に駆け付け(状況により警察への通報も同時に行う)てくれます。

部屋に押し入られた時、とっさに警察への通報がスムーズに出来るかといえば状況を考えると難しそうですが非常ボタンなら何とか押せそうな気がしませんか?

駆け付けサービスも付いていることから押入り犯罪対策としてホームセキュリティーサービスもその効果は防犯効果も含めてあると言えるでしょう。

ネットショッピングが主流になりつつある昨今、宅配業者を装う押入り犯罪に注意喚起がされています。

声や映像だけでは本物の宅配業者かどうかを見極めるのは困難だからこそ受け取り方には工夫や対策が求められています。

あらゆるリスクを想定し、なるべく安全な方法は何かと考えながら行動することが防犯に繋がります。

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