近年、ある住宅事情が理由で自分に身近な人物による空き巣や盗聴、盗撮の犯罪が増えている事をご存じでしょうか?
身近な人物とは、過去に交際していた異性や職場の同僚や上司などによる犯罪です。
自分とかかわりある人間なら自分の生活スタイル、いわば自宅を留守にする時間帯などは把握されやすいのは言うまでもありません。
身近な人間による犯行被害は主に留守の時間帯に被害に起きるのです。
身近な人間による犯行の手口は合い鍵による侵入
身近な人間による犯行は荒々しい手口は使いません。
いえ、荒々しい手口で部屋に侵入する必要が無いと表現した方が正しいかもしれませんね。
なぜなら彼らが部屋の侵入に使う手口はスペアキーを使って侵入するという手口だからです。
普段あなたとと距離の近い人物ほどあなたの部屋の鍵の複製は簡単です。
本記事では鍵の貸し借りによるスペアキーの作成や貸さなくても鍵のある部分を見られるだけでスペアキーを作成されてしまうことの怖さを知ってもらい、対策の必要性を説きます。
交際相手と別れたら鍵交換必須
恋人であれば一度や二度自宅の鍵を貸すこともあれば交際期間中長期に渡って預けるのは誰もが行っています。
その交際相手がもう1本、スペアキーを作る場合は本来ならば鍵の所有者であるあなたに依頼するのが普通ですがあなたの許可なくスペアキーを作っていたら・・・と考えたことはありますか?
交際相手があなたの知らないところでスペアキーを作成するのは容易ですし交際相手が黙っていればいつ何本スペアキーを複製したのかを把握するのは不可能です。
鍵の複製行為は交際中は許されるかもしれませんがその管理を曖昧にしていると別れた後にとても不安な生活を送る事になります。
特に別れ方が複雑だったり遺恨の残るような場合や、別れた相手がまだあなたから気持ちが離れていないような場合はとても危険だと言えます。
別れ際に返してもらった鍵以外にスペアキーを持っているかもしれないからです。
元交際相手にスペアキーを複製したかどうかの確認なんて出来ないので、別れたら鍵を交換して心機一転するのが良いでしょう。
職場関係者(同僚・上司など)の犯行手口とは
空き巣の犯人が職場関係者だったという結末はテレビ番組でも最近よく見かけます。
その手口はピッキングでもなく・ガラス破りでもなかったのです。
隠しカメラで確認した被害者は職場関係者の侵入方法に驚愕します。
その侵入方法はスペアキーを使って玄関から普通に侵入していたのでした。
職場関係者で仲が良いとはいえさすがに自宅の鍵を貸した事はないのになぜスペアキーを持っていたのでしょうか。
鍵の複製はある情報があれば誰でも簡単に作れる
本鍵と言われる鍵の持ち手には数字やローマ字の混ざった番号が記載されています。
この番号と鍵のメーカーさえ知っていれば仮に本鍵を持っていなくてもその情報を元に誰でも簡単に鍵を複製することが出来るのです。
スペア作成受付の際に身分証明の提示を求める鍵屋さんもありますが、単に身分証明の確認だけでその鍵の持ち主とスペア作成依頼者がリンクするかの確認までは行わないのです。
職場関係者ならあなたの在宅時間や留守時間帯を把握するのは簡単です。
このようにして職場関係者が空き巣に入ったり盗撮器や盗聴器をしかけたりといった犯罪行為に及ぶ例が増えているそうです。
職場関係者といえどもプライベートな会話はしない
鍵の番号を見れるチャンスがある人間は限られます。
家族以外には交際相手、あとは職場関係者です。
職場関係者には表の顔と裏の顔があります。
普段笑顔で普通に会話していても実はあなたに好意を持っているとか、恨みを持っているとかなど深読みしたくはないですが全ての犯罪に予測出来るものなんてありません。
普段何気ない会話から、自分の交友関係や生活スタイルを相手にさらけ出してしまうこともありますので必要以上のプライベートな話はしないよう心掛けるのも防犯と言えます。
鍵の無断複製被害に遭わない為の対策
鍵の番号さえ分かれば鍵の管理者でなくても鍵の複製が出来る防犯上、無防備な状態を放置するといつか被害に遭ってしまうかもしれません。
しかし逆を言うと鍵の番号さえ見られなければ鍵の複製をすることは出来ません。
この犯罪の唯一にしてすぐに出来る対策が鍵複製被害の対策は”鍵のメーカーと番号を人に知られない事”なのです。
鍵の扱いを慎重にする
鍵を洋服やカバンに露出して引っ掛けていないか、職場や外食時にテーブルの上に置きっ放しで席を離れたりしていないか今一度自分の行動を見直してみましょう。
鍵は常にバッグや鞄の中に収納し、間違っても机の上や人に見られる位置に放置しないこと。
安易に人に鍵を貸さないことです。
今まで以上に鍵の扱いに慎重になることで鍵の番号を見られる機会は激減するでしょう。
0円で出来る!鍵番号を見られない対策はこれ
スペアキーにはメーカー名も鍵を複製するのに必要な番号の記載はありません。
なので本キーは持ち歩かず自宅の金庫などに保管しておいて普段はスペアキーで過ごすのも手段の一つです。
これなら万が一、鍵の番号を控えられてしまった場合もその番号はあくまでスペアキーの番号なのでそのスペアキーの番号を元に鍵の複製をすることは出来ません。
予算1,500円以内!鍵番号を隠すグッズを利用しよう
鍵番号を見られなければ勝手に鍵を複製される心配はありません。
最低限キーケースを使用して普段は鍵の番号を見られないような環境作りも防犯上効果的です。
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とにかく大事なのは鍵の番号を隠すこと・他人に見られないことなのです。
予算20,000円で自宅の鍵をスマートキーに替える
もし予算が許すのであればそもそもシリンダー鍵の使用自体を辞めてスマートキーに替えるという手段もあります。
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キュリオロックのようなスマートキー化アイテムを使えばスマホが鍵の代わりになるので鍵の無断複製やスペアキーによる様々な犯罪とは無縁になります。
取付けがとても簡単な事から今、自宅の鍵をスマートキー化する方が増えています。
身近な人間による侵入犯行パターン
あなたと面識のない空き巣ではなく面識のある身近な人間が不正に複製したスペアキーで侵入するとしたら犯行パターンは決まってきますよね。
いくら不在時を狙って侵入するとはいえ、念のためインターホンを押して不在の再確認をするはずです。
なぜならそこでもしあたなが在宅の場合であっても面識があるのであなたの家に訪問した不自然ではない理由をつけられるからです。
もしインターホンが替え時ならば不在時に訪問者を録画出来る機能付きのテレビインターホンを導入しましょう。
不在時にどんな訪問者が来たのか把握することは防犯上とても有力な情報になります。
例えば自宅を知るはずのない知り合いが映っていたら気持ち悪いですよね。
録画機能付きのテレビインターホンなら不在票も入れずに何度も訪問しているような人物の顔を確認出来ます。
いかがでしたでしょうか、まさか鍵のメーカーと番号の情報だけで鍵が複製されるとは知らなかった方は今すぐ対策が必要です。
少しでもみなさんが安心した生活が出来るよう願っています。