家庭用(屋外)防犯カメラのおすすめは?カメラ本体の種類と選び方をざっくりと簡単に説明します。

防犯

防犯カメラの必要性は理解しているけど種類は多すぎるし値段もピンキリだから正直なところ何を選べばいいか分からないのが本音ですよね。そんな時は防犯カメラに何を求めるのかをはっきりと決めた上で商品を絞ることが大事です。

防犯カメラの機能や性能は各々商品説明に細々と書いてありますがその説明分を一つ一つ確認しても迷うだけです。

防犯カメラ選びで重要なのは予算と防犯カメラを取付ける目的の明確化の2つです。

この2つさえ決めてしまえば膨大な商品情報の中からそんなに迷わずに的確な防犯カメラを購入することが出来るでしょう。

まずは最初に防犯カメラの形状からおさらいします。

威圧感がないから自然に設置出来るドーム型防犯カメラ

お店や事務所などよく屋内の天井に取付けられているドーム型の防犯カメラです。

ドーム型カメラは主に屋内用として使われていますが防雨設計の屋外用のドームカメラも多く販売さています。

ドーム型カメラのレンズはドームの中に搭載されているので一目ではレンズを確認することが出来ない為、いかにも撮影している感がなくナチュラルに取付け出来るところがメリットです。

また形状も丸みを帯びたデザインなので防犯カメラを取付けたことによって生じる建物や玄関廻りの見た目の干渉も最小限に抑えることが出来ます

万能型のドーム型カメラですがデメリットを言うならば取付け場所が限られてくるということ。

防雨・防滴機能がついていても完全な防水機能がついているわけではないしその形状から軒裏天井など直接雨のかからない場所に取付けることが必要です。

威圧感を与えるボックス型防犯カメラ

防犯カメラといえばこのボックス型カメラがすぐ頭に浮かびますよね。

ボックス型カメラの最大のメリットはその出で立ちから醸し出す不審者に対する威圧感です。

なぜだかドーム型カメラと比較してもボックス型カメラの形状の方が人に警戒感を与えるように感じます。

ただ一つボックス型カメラのデメリットを言うなら近隣住民の方へのプライバシーの問題です。

玄関廻りを映すようにセットしているつもりでも近隣住民の人の中には自分が撮影されているのではないかと誤解をされてしまう場合がありますので設置する場合は近隣住民の方に一言断っておくとよいかもしれません。

いずれにしても不審者にしろ近隣住民にしろ人に対しての威圧感や撮影している感はこのボックス型カメラが群を抜いています

とりあえず防犯目的ならダミーカメラ

防犯カメラを購入するまでとりあえず形だけでもいいからという場合はダミーカメラでもいいと思います。

防犯カメラ設置の目的は主に証拠映像の記録と不審者に対する威嚇であり、ダミーカメラは不審者に対しての威嚇の目的を果たすからです。

ダミーカメラとて侮るなかれです。

最近のダミーカメラは物によって本物さながらの精巧な作りで不審者も一瞬見ただけでは本物なのかダミーなのかの区別はつきません。

しかしダミーカメラの場合、空き巣や事件に遭った時に肝心な証拠映像が無いことやいつかは不審者に偽物のカメラだということがバレてしまうなどといったデメリットがあります。

しかしダミーカメラでも何も設置しない場合に比べれば防犯効果は格段に上がります。

ダミーカメラは財布事情と自分の得たい防犯効果を天秤にかけて導入を検討すると良いでしょう。

防犯カメラはワイヤレスと有線どちらがいい?

防犯カメラに限らずテレビ付きインターホンなどにも言えることですが有線の方が動画の画質がなめらかです。

特にリアルタイムで映像で確認するとその違いはよく分かりますが動画の質は有線カメラの方が良質ですね。

しかし有線タイプになると基本的には電気業者さんに配線工事を依頼することになるのでその費用は下手したら本体価格以上になることもあります。

もし予算が十分にあるのなら有線タイプの防犯カメラを業者さんに取付けてもらうのが一番いいでしょう。

しかし防犯カメラに求めている目的があくまで不審者に対する威嚇と万一の為の証拠映像を記録することが主な場合、動画の質にこだわる必要性はあまり感じられません

自分で防犯カメラを購入して業者さんに取付けだけお願いする場合でも数万円の費用がかかります。

完璧を求めなければ取付けが簡単なワイヤレスタイプの防犯カメラで十分だといえるでしょう。

ワイヤレス防犯カメラの画質について

先ほどにも述べたように有線カメラとワイヤレスカメラの画質の違いは比較するとよく分かります。

試しに家電量販店やホームセンターで両者の動画を見比べればその差が分かります。

しかし逆にワイヤレスカメラの動画しか確認しなかった場合「十分綺麗な画質だね」と思う方も多いでしょう。

ワイヤレスカメラの動画は有線カメラの動画に比べてなめらかさが劣り、極端に言うとコマ送りみたいな映像に感じるでしょう。

ワイヤレスカメラはレンズで撮影した映像を無線で飛ばしています。

そのため直接線で繋がっている有線カメラの映像とは映像の送り方が違うのです。

ワイヤレスタイプのカメラは便利で手軽に設置出来る代わりに動画のなめらかさは諦める他ないのです。

しかし最近は何でもワイヤレスが主流になっていますので防犯カメラもワイヤレスタイプの性能や機能が向上していくばかりです。

今ワイヤレスタイプの防犯カメラを購入するな最低でも200万画素数以上のものを選べばまず失敗はありません

家庭用(屋外)におすすめな防犯カメラは?

会社やお店に備える防犯カメラは損害リスクのレベルが違うのできちんとした防犯カメラを業者に依頼するべきですがここはあくまで家庭用におすすめな防犯カメラのお話です。

思わぬ臨時収入があった時や予算がある時は防犯カメラ専門店やホームセンター、家電量販店で有線タイプの防犯カメラを取付け工事してもらいましょう。

この場合、防犯カメラの取付けにかかる費用総額は高くつきますがその反面、取付けた業者やお店の責任や補償が付いてくるでしょうから安心です。

しかし私のように普通の一般家庭レベルであれば防犯カメラに求める目的を不審者に対する威嚇と証拠映像記録の2つに絞るべきですね。

その目的で絞ると、自分で簡単に取付け出来るワイヤレスタイプの防犯カメラがおすすめだということになります。

またその形状については大きく分けてドーム型とボックス型があるのをお話しましたが自宅の美観性を損なうのが嫌な方はドーム型を、防犯効果を優先するならボックス型を選択しましょう。

ドーム型とボックス型カメラ性能の違いに関しては大きな差はありません。

家庭用防犯カメラの相場は?

家庭用防犯カメラ、みんなはいくらくらいの防犯カメラを購入しているのでしょうか。

実は防犯カメラの本体価格はピンキリで安いものだと10,000円台前半で購入出来るものもあります。

液晶モニター付きなど高性能な防犯カメラセットだと50,000円~100,000円くらいの価格帯です。

ワイヤレスタイプの防犯カメラならば取付け施工料が浮くのでその分、防犯カメラ本体の予算が取れるのですが目安としては50,000円前後のものを選ぶとよいのではないでしょうか。

もし初めて防犯カメラを購入するなら始めはそれこそ1万円代の安いモデルで十分かと思います。

数ある防犯カメラの種類の中で無線か有線か、ドーム型かボックス型かを絞れば商品選択の幅が縮まります。

あとは防犯カメラ本体にかける価格の上限を決めて自分の家に合った相応のカメラを見つけてみてはいかがでしょう。